Profile

吉 岡  裕 子    Yuko Yoshioka




4歳より母の手ほどきでピアノを始める。埼玉県立浦和第一女子高等学校卒業。武蔵野音楽大学卒業。同大学院修了。ピアノを福元サザレ、永島恭子、ゲルハルト・ベルゲ、マックス・マルティン・シュタイン、山田彰一、エルジェーベト・トゥシャの各氏に、ピアノ・デュオ演奏法をアンリエット・ピュイグ=ロジェ氏に、室内楽をマルグリット・フランス氏に師事。国際芸術連盟新人オーディション合格。全日本演奏家協会主催「第1回全日本フランス音楽コンクール」第2位入賞。及川音楽事務所新人オーディションにて優秀新人賞受賞。蓼科音楽祭、霧島国際音楽祭、ながの・アスペンミュージックフェスティバルに参加。ヴィクトリンク・ムジークフォーラム国際マイスターコース(オーストリア/クラーゲンフルト)に参加し、コンサート「Junge Solisten 若きソリストたち」に出演。スイスのヴェルビエ音楽祭(1997年)ではベラ・ダヴィドヴィチ、ヨゼフ・カリクシュタイン両氏のマスタークラスを受講、ソロと室内楽の両方でアカデミー・ファイナルコンサート出演者に選抜される。2005年にはポーランド、ワルシャワ・ショパン・アカデミーのセミナーに参加、テレサ・マナステルスカ氏のレッスンを受講。

 1995年、バリオホールにてデビューリサイタル。1995年、97年の台湾、高雄市における音楽祭では、高雄市交響楽団とモーツァルトとプーランクの2台のピアノのための協奏曲を共演。2004年、ショパンのピアノ協奏曲 第1番を含むプログラムで開催したリサイタルでは、シサスクの作品と共にアルメニアの作曲家ババジャニヤンの作品を紹介し、以来、エストニアとアルメニアの音楽は共に大切なレパートリーとなっている。2005年、エストニアのヤネダの “音楽と星の塔” にウルマス・シサスク氏を訪ね、直接レクチャーを受ける。同年、秋場敬浩氏、たかぎひろみち氏(語り)とシサスク作曲「銀河巡礼~南半球の星空」全曲を日本初演した。

 長く継続してきたコンサートは八ヶ岳高原音楽堂におけるトーク&コンサートで、初めは1997年より5年間、毎年12月に数回開催。続いて2005年から八ヶ岳高原ロッジ主催「八ヶ岳高原音楽堂~四季の音楽会」に毎年出演して現在に至り、星景写真家、有賀哲夫氏とのコラボレーションのほか、管楽器や弦楽器奏者との共演による演奏会数は75回を超える。
 

 2011年11月、CD「ウルマス・シサスク:銀河巡礼~北半球の星空」をリリース。「天文ガイド」、エストニアのクラシカ・ラージオ(Klassika Raadio)などにて紹介された。

 2014年8月、第2回エイヴェレ国際音楽祭(エストニア)に招かれ、シサスク氏とコラボレーション・コンサート(「銀河巡礼~南半球の星空」全曲演奏)を行ったほか、マスタークラス講師を務めた。

 2015年4月、ウルマス・シサスク初来日記念「星を聴く人、ウルマス・シサスク~舘野泉とその仲間たち」に出演し、2つのシサスク作品を日本初演。

 2016年、カワイ表参道パウゼにて「ピアノリサイタル~アルメニア音楽の夕べ」を開催。

18年、湘南モーツァルト愛好会主催「モーツァルトの手紙」に、俳優のたかぎひろみち氏の朗読とともにソロ演奏で出演。CDアルバム第2弾「シサスク:銀河巡礼~南半球の星空」をリリース。両国門天ホールにて、ピアニストの秋場敬浩氏と「シサスク:銀河巡礼~赤道の星空」世界初演を行う。アトリエミストラル•リサイタルシリーズ「モーツァルト&ショパン」は、15年より継続している。現在、高崎演奏家協会会員。埼玉県立大宮光陵高等学校音楽科ピアノ講師。さいたま市と高崎市にて後進の指導にあたる。
 
 



YUKO YOSHIOKA (b. 1967 Saitama, Japan) studied at the Musashino Academia Musicae with professors Sazare Fukumoto, Shoichi Yamada, Gerhard Berge, Max Martin-Stein, Erzsébet Tusa and Henriette Puig-Roget and graduated from the academia in 1990. She won 2nd prize at 1st All-Japan French Music Competition in 1992. She has performed in the international music festivals including Viktring Musikforum International Festival (Klagenfurt, Austria), Verbier Festival (Switzerland) and Chopin Academy (Poland). And she has given solo recitals and performed Concertos of Mozart, Poulenc and Chopin in Japan and Taiwan. In 2005, she visited Urmas Sisask in Jäneda, Estonia and took his special lecture. In the same year, She premiered Starry Sky Cycle “Southern Sky“ in Japan with Takahiro Akiba, pianist and Hiromichi Takagi, narration. She launched “Estonian Music project” with Takahiro Akiba and they have continued introducing Estonian music for more than 12 years. In 2011, she released the CD of Urmas Sisask’s Starry Sky Cycle “Northern Sky“. The performance was featured on Klassika Raadio in Estonia. In 2014, she has performed Sisask’s Starry Sky Cycle “Southern Sky“ with narration by the author in Eivere International Piano Festival (Estonia) . In 2015, she performed Japan premiere of Sisask’s two pieces in the concert "Urmas Sisask - Izumi Tateno and his friends" at Tokyo for Sisask's first visit to Japan. She has continued the concert series (80 times up to now) as a solist and accompanist at Yatsugatake Concert Hall (Nagano, Japan) since 2005 and has also continued her recital series "Mozart & Chopin" by Pleyel piano at Takasaki, Japan since 2015.






執筆


「ムジカノーヴァ」2017年10月号~楽譜調査室;オントモ楽譜情報

エストニアを代表する作曲家によるやさしいピアノ曲集

星空からうまれた神秘的な響き~シサスク 星の組曲


「エストニアを知るための59章」(小森宏美 編著)明石書店

コラム7:ウルマス・シサスクとの出会い


「アルメニアを知るための65章」(中島偉晴/メラニア・バグダサリヤン 編著)明石書店

コラム14:ババジャニヤンを弾いて ~神聖さを湛えた民族舞踏が目前に


「日本とユーラシア」新聞 第1391号すべてに歌がある 

~ナヴァサルジャン ピアノリサイタルを聴いて

(09年10月24日 所沢市民文化センター・ミューズ)