ウルマス•シサスク

銀河巡礼〜南半球の星空

URMAS SISASK:Starry Sky Cycle No.2  

Southern Sky Op.52

Piano:吉岡裕子 Yuko Yoshioka

2018年5月1日

YSOK -1802

CDBaby.Com/Indys



Track List 

CD 1


1. カメレオン座「群がり」

2. はちぶんぎ座「停滞」

3. テーブルさん座「野火ー浄化」

4. とびうお座「変容」

5. ケンタウルス座「啓発」

6. みなみじゅうじ座「悪夢」

7. はえ座「解放」

8. エリダヌス座「前進ー非物質化 "虹の彼方へ”」

9. みずへび座「鮮明なコントラスト」

10. くじゃく座「争いと和解の法則」

11. みなみのさんかく座「二等辺三角形のコントラスト」

12. コンパス座「ブラウン運動」

13. ふうちょう座「調和」



CD 2


14. とも座「静けさ」

15. ほ座「嵐」

16. りゅうこつ座「一陣の風」


銀河幻想曲

17. Ⅰ 大マゼラン銀河

18. Ⅱ 小マゼラン銀河

19. Ⅲ コールサック

20. Ⅳ 宝石箱


21. きょしちょう座「さまよい」

22. インディアン座「幻影ー踊る精霊たち」

23. さいだん座「増殖」

24. かじき座「霧の中の悦び」

25. とけい座「膨張」

26. レチクル座「永遠ー永遠の彼方へ」



(Total Playing Time 90:43)

演奏者より


 私にとって《銀河巡礼~南半球の星空》は、《銀河巡礼~北半球の星空》よりも先に全曲演奏という機会を得て、本格的に取り組むことになった作品でもあります。また2014年8月には、第2回エイヴェレ国際ピアノ・フェスティヴァル(エストニア)にて、シサスク氏と9年ぶりに再会。《銀河巡礼~南半球の星空》全曲によるコラボレーション・コンサートが実現しました。シサスク氏はナレーション担当。途中、アボリジニの民族楽器ディジュリドゥの演奏を披露してくれたり、アンコールではシサスク作曲の《スパイラル・シンフォニー》フィナーレ(連弾)を共演、最後はシサスク氏の「カシオペア座」独奏で締めくくられるという興味深いコンサートになりました。

《銀河巡礼~南半球の星空》のレコーディングに踏み切るまでには、《北半球の星空》リリースから6年を要しました。《北半球の星空》制作でもお世話になったエンジニアの金森祥之氏が次作をつくりましょうとずっと背中を押し続けてくださったこと、同じく前回のレコーディングでもお世話になった調律師、望月治さんが専属で調律している山梨市花かげホールのベーゼンドルファー#275、そして会場の響きが素晴らしく、シサスク演奏にぴったりだと感じたこと・・などがあって、ようやくお尻に火がつきました。


 ジャケットの美しい写真は、星景写真家の有賀哲夫氏による写真です。この作品の日本初演(2005年)の折にもチラシに使わせていただいた思い出の写真を再びここに使わせていただきました。有賀氏とはこれまで、《銀河巡礼》のコンサートや八ヶ岳高原音楽堂などでのシサスク作品を含めたプログラムを星の映像やお話と数多くコラボレーションしてきました。《北半球の星空》のジャケットの写真も有賀氏による写真です。


今回のアルバムは、前回のアルバム《銀河巡礼~北半球の星空》とは異なる環境で収録しています。山梨市花かげホールの豊かな反響を最大限に生かし、また、この曲集で多用されている内部奏法の響きを捉えるために、ピアノの内部にもマイクを向けました。編集の段階で、リバーブの操作は加えていません。


ブックレットには、物語の要約のほか、シサスク氏のプロフィール、内部奏法をしている場面の写真、さらに南半球の星図も掲載しています。星座の図は、アマチュア天文学者でもあるシサスク自ら、各曲ごとに楽譜に書き添えていますが、彼の描くの星座の形は一般的なものとやや異なる部分があります。今回、私はシサスク氏の描いた星座の形を使って「天の南極」を中心とした星図を作りました。星座の位置関係を把握していただくと、曲順についてや、物語に取り入れられているアボリジニ神話、ギリシャ神話についての興味がより深まると思います。馴染み薄く、北半球からは見えない星座ばかりですが、シサスク氏の音楽とともに探訪し、南半球の星空に思いを馳せてみてください。

アマゾンにて発売中

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